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ボード貼り工事
ボード張り工事は、軽天工事を組み終えた後に行う壁や天井などの下地にボードを張る工事のことを指します。ボード張り工事には、高い防音性や遮音性に優れているというメリットや、耐アレルギー性があるなど様々なメリットがあります。ボードには、耐火、防火、遮音性能のある石膏ボードをはじめ、耐水ボードや防音ボード、優れた防湿効果を持つ防湿ボードなど、様々な種類があります。宮建装合同会社では各現場の状況に最適なボードを選定しご提案いたします。また、ボードとボードの間を隙間なく貼り付け、境目をしっかりとパテで埋めることで、この後の工程のペンキや塗装やクロス貼りでのひび割れといったトラブルを防止します。
ボード貼り工事のメリット
1.価格が安い
石膏ボードの最大のメリットは価格の安さです。安い素材ゆえに、多くの内装工事で使用されているといっても過言ではありません。サイズにもよりますが、ベーシックな石膏ボードは、ホームセンターや通販などで1枚あたり500円以下で購入することができます。合板などの壁に使用する安価な素材と比べても、3分の1以下で購入できる安価な素材です。
2.耐火性・断熱性に優れている
石膏ボードは、火災などで高温になったとしても、一定温度以上には上昇しない耐火性能・断熱性能を持っています。ポイントは石膏ボードに含まれる「結晶水」。結晶水は高温にさらされると、熱分解を起こし水蒸気となって放出されます。水蒸気を放出し続けている間は、温度が一定以上から上がらなくなります。石膏ボードそのものが温度の上昇を抑え、炎が燃え広がるのを防ぎます。
3.遮音性に優れている
石膏ボードが遮音性に優れている理由は「壁の内側の空間」にあります。石膏ボードを取り付けると、壁の内側に空間が生まれるため、音を通しにくい構造になります。オーディオルームなど、より遮音性を求める場合は、遮音性能の高い石膏ボードを取り付けるか、石膏ボード自体を重ね貼りすることをお勧めします。
4.加工しやすく、平面に対する力に強い
石膏ボードのサイズ加工のしやすさは木材と比べても簡単です。特殊な工具は必要なく、のこぎりや文具用のカッターで簡単にカットすることができます。サイズ加工するのに時間や手間を省くことができるため、DIYの使用にも向いているのが特徴です。また、石膏ボードは石膏と紙が結合しているため、「面」に対する衝撃に非常に強いです。日本の災害で多い地震や台風による強風の揺れ、人間の身体全体がぶつかっても、割れたりヒビが入ったりすることはありません。
軽天工事
軽天工事とは軽量鉄骨と呼ばれる材料を格子状に組んで固定し、壁や天井の下地となる骨組みを作る工事を指します。普段は直接目にすることはありませんが、ボード工事の下地にあたる工事なので、その役割はとても重要です。コスト面・防災面の双方で優れていることから、現在では軽量鉄骨の骨組みが多くの建物で使用されています。基礎を作る役割があるのはもちろん、スペースを区切ることで壁の役割を果たすことも可能となります。そのため内装下地のさまざまな場面で軽天は使われています。
軽天工事のメリット
1. 難燃性に優れている
軽天は、構成部品のほぼすべてが鋼製です。木材と比べると燃えにくいという性質を持っています。そのため、多くの人が集まる店舗や企業の事務所などに用いるには、最適な素材といえます。こうした特徴があるため、一般住宅にも軽天が使われるようになり、木材の下地は木造一戸建て住宅に限られるほどになっています。火を扱うキッチン周りの造作には最適な素材です。
2. 狂いが起こらず、耐久性が高い
木材は、木目による反りや曲がりのほか、乾燥によって割れが起こったり、湿気を吸うことでサイズの狂いが生じたりします。ひどいときには、作業現場に納入した時点ですでに曲がりが出ているということもあり、施工直後は異常がなくても、年月とともにゆがみが現れることもあります。また、場所によっては虫食いや腐食が起こり、そのために十分な強度を保てなくなってしまうこともあります。しかし、軽天であれば木材の持つこれらのデメリットを、すべて解決できます。軽天のパーツは薄いものの、十分な強度を保てるようになっているため、簡単にゆがんだり曲がったりということがありません。湿気の影響を受けず、腐食や虫食いの心配もなく、長く使うことができます。
3. 軽量で加工しやすく、工期が短い
十分な強度を持ちながら、軽量で加工しやすいというのも、軽天の大きな特徴です。天井や壁への負荷が少なく、現場への搬入が容易で造作作業がしやすいなど、多くのメリットがあります。現場の状況に合わせてランナーやレールをカットして、きれいに施工することも可能となります。ただ、木材のように薄い材料を貼り合わせて厚みの調整をしたり、部分的に切ったり削ったりということは軽天には向いていません。こういった軽さと作業性・加工性の良さは、そのまま工期の短縮につながり、短期間で工事が完了することは大きなメリットです。
4. 工事コストを抑えられ、環境にも優しい
軽天の構成素材は工場での大量生産ができるため、品質が均等で供給が安定しており、木材よりも低価格で調達することができます。また、工期を短縮することもできるので、人件費も抑えられコストの抑制にもつながります。建て替えやリフォームの際にも木材は廃棄されることになりますが、軽天の鋼材はリサイクルが可能。環境にも優しい素材です。
内装工事とは
建築工事とは一から建物自体を作る工事であり、新築工事/増築工事/改築工事があります。対して内装工事とは出来上がった建物内部の工事のことを指します。具体的には、間仕切り壁、建具の設置、床、壁、天井の仕上げ作業が当てはまります。建物内部が出来上がっていく様は担当者として楽しく思えるひとときです。また完成後は多くの方の目に触れる箇所が多いため施工後の満足感が高いことも魅力です!
内装工事の流れ
内装工事とは、「建物の壁・床・天井を仕上げる工事」です。まず建物を作る流れは「基礎工事→躯体工事→内装工事」というのが超大枠の考え方になります。建物が立つ地盤を整え、骨組みを作ったら、最後に仕上げをするという訳です。躯体工事が終わった段階ではまだコンクリートの骨組みしかできていません。ドアも付いていませんし、窓も付いていませんし、コンセントも付いていません。コンクリートだけの状態から、完成まで持っていくのが内装工事です。
1.配線工事・配管工事
まずはサブコンが配線工事・配管工事を行います。サブコンとは「電気設備・衛生設備・空調設備を施工する業者のこと」です。電気設備を利用するには配線が必要ですし、空調設備を利用するには配管が必要になります。壁や天井を作る前に先行してサブコンが配線工事・配管工事を行います。工事に遅延が発生すれば、配線工事・配管工事は後ろ倒しになることもあります。ただ、基本的には先行して行われます。
2.墨出し
先行の配線・配管が終わったら、天井や壁の墨出しを行います。要はどこに壁を作るのか?どこに天井を作るのか?の目印を付けます。建設現場はmm単位の仕事をしています。「なんとなくこれくらい」というのは通用しません。他設備や法規の兼ね合いもあるので、正確な施工をしなければなりません。施工図を元に「天井から何mm」「壁からmm」といった印をつけ、次に行う工事の準備を行います。
軽量工事
軽量工事はLGSのことであり、壁や天井の下地のことです。例えば、壁を作るには部屋と部屋の間にボードを置かなければなりません。ただ、当たり前のことながらボードは自立しません。そこで、壁や天井のボードを固定する下地が必要になってきます。これが軽量(LGS)です。
4.ボード工事
軽量が終わったら、ボードを施工します。簡単な話、壁の下地に壁を貼り付けていく作業です。天井に関しても同様でして、天井から軽量を流して、そこにボードを貼り付けることによって天井が完成します。壁が躯体(コンクリートの場合)や、天井が躯体で完成の場合は軽量工事・ボード工事は不要です。
5.塗装
ボードを張ったら完成ではなく、最後に仕上げである塗装をします。その空間の目的に合った色や材質で仕上げが必要です。例えば、暖かい雰囲気を演出したい場合には暖色が用いられ、会議室のようにピシッとした空気感を演出したい場合は寒色が用いられます。
6.床
壁と天井が完成したら、最後は床の仕上げになります。基本的に壁や天井を工事していくうちに、床は汚くなります。ボードを切ったらカスが落ちますし、資材置き場にしたら普通に汚れます。よって床の仕上げは最後になるという訳です。このような流れで内装工事は進んでいきます。